TOEIC対策として人気のあるアプリに「abceed」と「Santaアルク」があります。
どちらもユーザー登録数は100万人を超えており、AIによる問題レコメンド機能の評判が良く、多くのTOEIC学習者から評価されています。
全パートの学習が可能なところも同じで、似たようなイメージがあるこの2つのアプリ。
違いは何になるのでしょうか?また、それぞれどんな人におすすめになるのでしょうか?
そこで今回は、
- TOEIC480→900達成と、英語学習経験も豊富
- abceedもSantaアルクも使用経験有り
という私が「この2つのアプリの違いや特徴に触れつつ、それぞれどんな人におすすめか解説」してみたいと思います。
なお、abceedもSantaアルクも本格的に使う場合は有料プランが必要です。
本記事では、それぞれの有料プランである「abceedのProプラン」と「Santaアルクの有料会員」を比較します。
無料プランは本格的なTOEIC学習には向かないので、本記事では検討しません。
参考abceedの料金プラン特徴と選び方【旧プランと新プランの違いも解説】
目次
【結論】市販教材の問題が良いならabceed、動画講義やコスト重視ならSantaアルク
- 動画講義も見たい。1年以上使う場合はSantaアルク
- 市販教材の問題が良いならabceed
どっちも使いましたが、個人的な結論は上記のとおりです。
正直「AIによる問題レコメンド機能」と「スコア予測」が2つのアプリともメイン要素で、機能的にはかなり似ていると思います。
abceedとSantaアルクの特徴を比較
まず、この2つのどちらかを選ぶ上で重要となるそれぞれの特徴を表にまとめました。
プラン | abceed (Pro) |
Santaアルク (有料会員) |
スコア予測 | 有 | 有 |
問題レコメンド | 有 | 有 |
学習時間の記録 | 有 | 有 |
学習可能パート | 全パート | 全パート |
動画解説 | 無 | 有 |
出題問題 | 市販の問題集 20,000問 |
オリジナル問題 3,000問 |
細切れ時間学習 | 可能 | 可能 |
PCブラウザでの学習 | 可能 | 可能 |
利用者分布 | 日本中心 (日本発祥のサービス) |
韓国、ベトナム、日本など (韓国発祥のサービス) |
ざっくり特徴を比較すると、上記のような感じになるかなと思います。
abceedは市販教材と提携しているのが大きな特徴です。
Santaアルクは、AIの弱点分析による動画講義があり、1年プランの価格が割安、というのが大きな違いでしょうか。
abceedは市販教材から出題。Santaアルクはオリジナル問題から出題
「AIが問題をレコメンド。ユーザーはレコメンドされた問題を問いていけば効率的に全パートのTOEIC対策ができる」という点は、どちらのアプリでも共通しています。
ただ、出題される問題は「abceeは市販問題、Santaアルクはオリジナル問題」という違いがあります。
abceedは、提携する市販教材(書籍)から出題
abceedの問題は、提携している市販書籍から出題されています。
TOEIC満点講師として有名な中村澄子さんや、スタディサプリENGLISHシリーズの神講義で有名な関正生さんの執筆した書籍の問題も、含まれています。
どうしても市販教材を利用したい!という人は、abceedが良いでしょう。
Santaアルクは、オリジナル問題からの出題
Santaアルクというアプリは、TOEIC大国である韓国発祥のアプリです。
問題は、韓国の対策講師らと提携して作られた、オリジナル問題となっています。
韓国のTOEIC熱は日本よりも高いと言われておりますし、オリジナル問題と言えども質は全く問題ないと言えます。
【出題問題数の違い】abceedは市販教材20,000問、Santaアルクはオリジナル3,000問から出題
- abceed:市販教材20,000問
- Santaアルク:オリジナル3,000問
abceedは市販教材20,000問からの出題、Santaアルクはオリジナル3,000問からの出題となっており、問題数としてはabceedの方が多いです。
ただ、3,000問マスターした頃にはTOEIC予測スコアもかなり高くなっていると思われますので、問題数の差は特に気にする要素ではないかなと個人的には思います。
TOEICテストは1回あたり200問ですので、3,000問でもテスト15回分あります。
これだけあれば、好スコアを取れる実力はつけられると思います。
abceedは動画講義は無し。SantaアルクにはAIの弱点分析による動画講義あり
abceedには単語訳や問題解説などはありますが、動画講義はありません。
一方、Santaアルクには動画講義があります。
AIの弱点分析により、必要な時に必要な講義動画が見れるような仕組みになっており、学習者を手厚くサポートしています。
この点は、Santaアルクの方が一歩上手だと言えます。
abceedやSantaアルクとスタディサプリENGLISHの違いは、下記の記事でも詳しく解説していますので、ぜひあわせてご覧ください
-
SantaアルクとスタディサプリTOEICを比較。どっちがおすすめ?
-
スタディサプリTOEICとabceedを比較。どっちがおすすめ?
月額料金を比較。1年利用ならSantaアルクが安い
プラン | abceed (Pro) |
Santaアルク (有料会員) |
1ヶ月プランの月額 (税込) |
2,700円 | 4,900円 |
3ヶ月プランの月額 (税込) |
2,200円 | 3,733円 |
年間プランの月額 (税込) |
1,650円 | 1,483円 (会員登録から2日間限定。その後は1,900円) |
最新の情報はそれぞれ公式サイトやアプリからご確認ください。
1年プラン(ただし無料登録から2日間以内に有料申込必要)の場合は、Santaアルクの方が安くなり、それ以外はabceedの方が安くなるようです。
コスト面だけをみると、短い期間の場合はabceed、1年プランの場合はSantaアルクを選ぶのが有利となりそうです。
abceedとSantaアルクを比較。どっちがおすすめ?【まとめ】
- 市販教材で勉強したいならabceed
- 1年プランの割安さを重視するなら、Santaアルク
- 動画講義も見たいならSantaアルク
基本的には、上記の感じで選べば良いのかなと思います。
正直、AIによる「問題レコメンド機能」と「スコア予測機能」が2つのアプリともメイン要素で、機能的にはかなり似ていると思います。
どっちを利用しても効率的にスコアアップできると思います!
無料体験を活用し、実際に試してみよう
- どちらのアプリも、スコア予測テストは無料
- abceed Pro(有料プラン)には3日間の無料体験期間あり
- Santaアルクも、解ける問題の数に制限はあるが無料プランで体験可能
上記のとおり、無料でもいろいろ試せます。
それぞれの特徴は本記事で理解いただけたと思いますので、あとは実際に試して使い心地を確認し、判断すると良いかなと思います。