【連結(リエゾン・リンキング)】【脱落】【同化】【短縮】【弱形】【変形】という6つの音声変化を学ぶことは、リスニング力の向上に大きく貢献する事は、下記の記事で解説しました。
そしてこれまで、音声変化を勉強するには「英語リスニングのお医者さん」という本を使うのが一番良いと自分の経験から思っており、こちらを紹介していました。
しかし月日が流れ、リクルートがスタディーサプリENGLISH」という英語学習アプリをリリース。
そのアプリの無料サブ教材である日常英会話コース内のコンテンツとして「音声変化ディクテーション」が提供されるようになりました。
↑まず、音声変化が入っている文章をディクテーションする。
↑ディクテーション後、音声変化を中心とした解説で学べる。この流れが素晴らしい。
この「音声変化ディクテーション」が非常によくできており、音声変化を勉強するのに現時点で最適で、一通りこなすと、音声変化のルールはバッチリマスターできます。
さっそく詳細を紹介します。
よって、以降で解説する方法は現在使うことができませんが、参考に記事は残しておきます。
目次
英語の音声変化をマスターする為の教材(アプリ)と具体的方法
では、ここから具体的な方法を説明します。
用意するもの
- 使用教材:リクルートの「スタディーサプリENGLISHの日常英会話コース」内1コーナー「音声変化ディクテーション」
当記事で紹介している日常英会話コースは、2019年11月下旬にスタディサプリENGLISH(新日常英会話コース) が始まってからは単体での新規申込を停止しています。
現在、スタディサプリENGLISHには「新日常英会話コース」「TOEIC対策ベーシックコース」「TOEIC対策パーソナルコーチプラン」「ビジネス英語コース」の4つのコースが存在し、今回使用する日常英会話コースは、これらに申し込むと無料で付いてくるサブ教材の位置付けとなります。
したがって、利用する為には上記の4つのコースの内のどれかに申し込みすればOKです。
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スタディサプリENGLISHのコースの選び方【ビジネス?TOEIC?新日常英会話?】
やること
英語の音声変化の習得の為にやることはシンプルです。
ずばりスタディサプリENGLISHの日常英会話コースの「音声変化ディクテーション」の6つのカテゴリをやる事。
これだけです。
これで音声変化を一通りマスターできます。
音声変化ディクテーションとは?
音声変化ディクテーションは「スタディーサプリENGLISH 日常英会話コース」の「リスニングPlus」の中にあるコンテンツの1つ。
【連結】【脱落】【同化】【短縮】【弱形】【変形】の6つの音声変化を「短文のディクテーション」を通して、カテゴリ別に集中的に勉強する事ができます。
CDを聞き流すのではなく「ディクテーション」という能動的なリスニング学習法をとおして学ぶ事で、より深く音声変化を身につける事ができます。
さっそく【連結】のコンテンツから見てみましょう。
イントロダクションとして「連結(つながる音)という音声変化はどういうものなのか?」を説明する動画が1つ入ってます。
残りは学習コンテンツで、Lv.1~Lv.6までトレーニングが用意されています。
イントロダクションの動画では、わかりやすくまず連結とはどんなものなのか?を教えてくれます。
当ブログの英語の音声変化の総まとめの記事を既に読んでくれている方は、同じような説明なのでパスして良いです。
問題はこんな感じです。
短文が読み上げられるので、空白部分を埋めます。
ディクテーションという「ただ聞き流すだけでなく一字一句しっかり聞き取る」という能動的な学習法が採用されている為、より深く音声変化を理解できます。
解いた後は、解説を確認します。解説では「どのような音声変化が解いた問題で起きていたか?」を教えてくれるため、音声変化の理解にとても役立ちます。
今解いているのは「連結」のカテゴリーなので、連結に特化した解説をしてくれます。
普通、リスニング問題やディクテーション問題の解説部分は、単語訳や文法解説になっていることががほとんどでしょう。
私の運営するサイト「英語リスニング無料学習館」にある問題も、基本的には「文法解説と単語熟語訳」がメインです。
「音声変化ディクテーション」という音声変化に特化したコンテンツを用意することで、リクルートはこの問題を解決。
日本語訳はあるものの、その他の無駄な単語訳や文法解説は省いた「音声変化の説明に特化した解説」が、理解を深めるのに役立ちます。
また【連結】【脱落】【同化】【短縮】【弱形】【変形】と6つのカテゴリーに問題を分けることで、解説も各カテゴリの音声変化に特化。
各カテゴリーをバランスよく学習することで、音声変化を網羅的に学べるのが良いですね。
英語リスニング無料学習館をはじめとした、リスニング学習サイトや教材では、音声変化ごとに解説や問題を分けたりはしていないので、この分類はナイスです。
こちらは「脱落」のカテゴリの解説。
なぜ「ファース・ネーム」と聞こえるのか、脱落のルールに沿って解説してくれます。
音声変化ディクテーションの問題数
上記は、連結カテゴリーの構成図です。
計算してみたところ【連結】のカテゴリには、合計1,080問のディクテーション問題が入っている事がわかりました。
アプリなので、これからアップデートで増えることはあると思いますが、減ることはないでしょう。
音声変化は【連結】【脱落】【同化】【短縮】【弱形】【変形】の6つのカテゴリがあるので、合計問題数は6,480問になります。
音声変化の理解には十分な問題数です。
ガンガン問いて、音声変化をしっかり学びましょう。
Q and A
Lv.1~Lv.6、どれをやれば良い?
各レベルで違うのは「語彙」「文法(文章の長さ)」「音声スピード」です。
音声変化の習得という観点からいうと、一番早いスピードをやった方がよいのでLv.6が一番おすすめです。
しかし、語彙や文法がわからない文章をディクテーションするのも無理があります。
特に、知らない単語が、聞き取りの空欄にきた時は厳しいです。
よって「できるだけスピードが早い、かつ理解できる文章」をやるのが現実的で良いと思います。
具体的には「レベルの高い方(Lv.6)から順番に1回解いてみて、理解できる英文になったレベルを集中的にやる」という方法で進めれば良いでしょう。
アプリでしか使えないの?
ウェブからもアプリからも利用できます。
移動時間にやる時はアプリで、腰を据えてやる時はウェブでと、使い分けが可能です。
アカウントに紐づいて進捗状況は同期されるので、両方使う方も安心です。
スタディーサプリENGLISH 日常英会話コースってどんなアプリ?
本記事は、音声変化ディクテーションのカテゴリーにフォーカスを当てて紹介してきました。
メインコンテンツについては、下記の記事を合わせて読んでみてください。
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スタディサプリENGLISH(日常英会話)の効果・評判・レビュー
さいごに
以上で、今回の記事は終わりです。
前半でも説明しましたが、日常英会話コースは新日常英会話コースのリリースに伴い、単体で利用することができなくなりました。
よって「音声変化ディクテーションをやってみよう!」と思った方は、4つのメインコースのうちのどれかにまず申し込む必要があります。
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スタディサプリENGLISHのコースの選び方【ビジネス?TOEIC?新日常英会話?】
音声変化ディクテーションをやりたいだけという場合は、新日常英会話コースに申し込むのが費用的にはもっともお得になります。
下記のリンクから無料体験に進めますので、ぜひ試してみてください。