英語の発音の中で聞き分けの難しいものの1つに「b」と「v」があります。例えば「vest」と「best」。これらは日本語で表記するとどちらも「ベスト」ですが、英語では違う音です。
- 耳で音の違いを理解する
- 発音方法(口の使い方)の違いを学ぶ
- 自分で音の出し分けができるように練習する
私もこの3ステップをこなし、今ではvとbの聞き分け(単語の頭)その1【問19】にあるような聞き分け問題を全問正解する事ができます。
この記事を読むと「bとvの聞き分けのコツ」をつかめます。ぜひ参考にしてみてください。
1.耳で音の違いを理解する
bとv。2つの音は、しっかり聞いてみるとわかりますが、微妙に違います。まずはこの2つの音の違いを認識しましょう。
bは一気に破裂するような感じでシンプルな発音です。bは、日本人が「ばびぶべぼ(ba bi bu be bo)」と発音する時の音と非常に似ているので、そこまで気にしなくても良いです。普通に「ベイス」というと、bに似た発音になっています。
一方、vは少し何かこすれたような音がしている事がわかるでしょうか?カタカナで雰囲気を出すと「ヴェイス」のような感じですね。このvは日本語には無い音なので、bと混同しないように注意して聞く必要があります。
とにかく、何回も聞いてみて、違いがある事をまずは認識しましょう。
2.発音方法(口の使い方)の違いを学ぶ
bとvの音の違いを認識できたら、次は発音方法(口の使い方)の違いを学びましょう。bとv、それぞれの発音方法を学ぶ事で、なぜそういう音になるのかを深く理解できるようになり、聞き取りも容易になります。
bとvの発音方法の違いは、上記の動画が非常に参考になります。本題は1:10から。違いをまとめると、下記のとおりですね。
- bの発音:両唇をあわせた状態から一気に破裂させる。破裂音。
- vの発音:上の前歯を下唇の内側に軽く当て、隙間から息を出す。摩擦音。
vの音は日本語には無いので、特にしっかりと発音方法を学びましょう。
3.自分で音の出し分けができるように練習する
英語の勉強をしていると、上記のようなフレーズを目にする事があります。私の肌感覚からも、この理論は正しいと思います。出し分けができるくらい深く音を理解すれば、聞き取りも簡単になります。
「b」と「v」の発音方法の違いについては、動画でしっかり理解したはずです。今度は、何回も何回も自分で声を出して練習してみましょう。繰り返しトレーニングして、bとvの違いを体に覚えさせましょう。「b」と「v」を自分で出し分けできるぞ!というところまでくれば、2つの音の聞き分けもできるようになります。
bとvの発音の聞き分けのコツと方法まとめ
さいごに、これまで説明してきた「bとvの聞き分けを習得する3ステップ」を簡潔にまとめます。
- 耳で音の違いを理解する:bは日本語とほぼ同じ。vは摩擦音がする。
- 発音方法(口の使い方)の違いを学ぶ:bは唇を合わせてから一気に破裂。vは上の前歯を下唇の内側に軽く当て、隙間から息を出す。
- 自分で音の出し分けができるように練習する:自分で発音しわける事が出来るくらい深く認識した音は、聞き分けも容易になる
今回の記事はここまでです。参考になれば幸いです。
また、もっとbとvの聞き分けを練習したいという方は、私の運営するオンラインリスニング学習サイト「英語リスニング無料学習館」の「vとbの発音の聞き分け」をご利用ください。問題をたくさん用意しております。
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*「bとv以外の発音もまとめて学びたい」という方は、上記記事もぜひ参考にしてみてください。