このように考える方は、多いでしょう。
日本の公用語は日本語だけ。普通に生活をしているだけだと日本語しか聞く機会がないですし、リスニングに苦手意識を持つことはある意味仕方がない事とも言えます。
しかし「リスニングが苦手」と言ってばかりはいられません。
センター試験でもリスニング試験があります。
TOEICや英検のような資格試験でも、リスニング試験があります。
高得点を取るためには、リスニング力のアップが必要になります。
私自身英語は苦手だったのですが、TOEIC900(リスニングセクションは満点の495点)を達成する事ができました。
今回はこの経験も交えつつ「リスニング上達の5つのコツ」について書きます。
目次
理解できない文法や語彙は調べて覚える
1つ目の上達のコツは「理解できない文法や語彙に出会ったらきちんと調べて理解する」という事です。
なぜなら、読んで理解できない英文は、リスニングしても理解できないからです。
当たり前ですよね。
聞き取り練習をしたあとは、必ず英文スクリプトを確認しましょう。
「読んで理解できるか」をしっかりチェックしましょう。
読んで理解できない場合は、きちんとで不明点を調べ、英文を理解できるようにしておきましょう。
あなたが英語初級者の場合
TOEIC200点台や300点台のような英語初級者の場合、リスニング上達をめざすより、まずは基礎となる語彙や英文法を1からやり直す方が早回りです。
なぜなら、聞いたところで何も理解できないからです。
リスニングするだけ無駄なので、まずは「中学文法」「中学英単語」からしっかりやり直しましょう。
英語特有の音声変化を理解する
2つめの上達のコツは「音声変化を理解する」という事です。
英文が読まれる際には「連結(リエゾン・リンキング)」や「脱落(リダクション)」というような音声変化がおこります。
「読むと理解できるが、聞き取りはできない」という場合は、この音声変化が苦手だという可能性があります。
この文章、難しい単語や文法はあまりないです。
しかし、音声変化があるため、リスニングが苦手な人は聞き取れないかもしれませんね。
「Can I」の部分は、nとIがくっつき「キャナイ」と発音されます。
「keep it on」は「keepのpとitのi」「itのtとonのo」が連結し「キーピトン」と聞こえます。
文字通り「キープイットオン」と思い込んでいる場合、聞き取るのは難しいでしょう。
ディクテーション学習する
「ディクテーション学習」をしましょう。
ディクテーションというのは、全文を聞いて書く学習方法の事。細部まで聞く練習をすることで、どこが聞き取れていないのかが明確にわかります。
「この部分はこんな感じに音声変化するのだな」というのが理解できます。
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ディクテーションとは？やり方とその効果
音声変化のルールを一気に学ぶ
音声変化にはルールがあるので、それをまとめて学ぶのも良いです。
1度ルールを知れば、以降のリスニング学習で役立ちます。
音声変化については、下記の記事に詳しくまとめました。ぜひご覧ください。
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英語の音声変化の総まとめ【音源、イラスト付】
英語の基本的な発音を理解する
3つ目の上達のコツは、「基本的な発音を理解できているか」という点です。
「発音記号が読めるか？」「発音記号どおり正しく発音できるか？」とも言い換えられます。
例えば。「light」と「right」の聞き分けはできますか？
英語では、LとRの発音は全く違います。
この違いを理解できているかが、リスニングにも影響してきます。
bag[bǽg]とbug[bʌ'g]の聞き分けはできますか？この2つも全く違う発音です。
こういった、基本的な英語の発音を理解すると、リスニングでも有利になります。
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英語の発音や発音記号が学べるおすすめ本・サイト・Youtube動画まとめ
「発音について何も知らない」という方は、1回ざっと勉強しておきましょう。
一回学ぶと、以後リスニング学習をするときに違いを意識して聞く事ができ、学習効率が上がります。
スピードについていけるようにする
4つ目の上達のコツは、「スピードについていけるようにする」という事です。
ここまで解説した3つのコツをしっかり実践すれば、「読んで分かる」「音声変化も理解したので、繰り返し聞けば聞き取れる」という所まではきていると思います。
次のステップとしては、1回で聞き取れるようにしたいですね。
ここでポイントとなるのが「リスニングのスピードについていけているか？」という点です。
前から順番に理解する
昔は「英文を訳すときは後ろから訳しなさい」と言われていました。
「英語と日本語は語順が逆になるので、そのように訳すと日本語的に綺麗な訳になるから」というのがその指導の意味なのですが、リスニングには全く役に立たないどころか害悪ですので、やめましょう。
綺麗な翻訳を求められる場面以外で、後ろから意味をとる必要はありません。
当たり前ですが、出てきた順に理解するようにしないと、リスニングのスピードにはついていけません。前から順番に理解しましょう。
理解度の低い文法や単語はないか
「あれ、この単語ってどういう意味だ？」→「あ、そうそう、Aという意味だ」のように、思い出すのに数秒かかる単語がある場合、リスニングのスピードにはついていけません。
もしそれが重要単語の場合、文全体の意味がわからなくなります。
また、文の中で重要な意味を持つ単語では無い場合でも、迷っているうちに混乱し、他の部分を聞き逃す可能性もあります。
これを改善するには「理解度の低い単語を減らす」よう努力するしかありません。
日々の勉強が大切という事です。
しっかり学びましょう。
また、単語だけではなく文法にも同じ事が言えます。
あやふやな文法事項も減らしましょう。
たくさんディクテーション学習をする
5つ目の上達のコツは、たくさんディクテーション学習する事です。
しっかりと細部まで聞き取る「ディクテーション」に取り組むというのがポイントです。
大人になってからのリスニング上達には、細部まで聞き取るトレーニングが必須です。
リスニング上達の為の教材・アプリの選び方
私の運営する「英語リスニング無料学習館」やアプリ「ディクトレ」を使えば、無料でたくさんディクテーション学習ができます。
完全無料ですので、コストを一切かけずに勉強したいという方にはおすすめです。
月額2,000円-3,000円くらいOKというのであれば、スタディサプリENGLISHはおすすめです。
ディクテーション中心の質の高い教材ですので、効率良くリスニング力をアップできます。
毎日しっかりこなせばドンドン英語が聞き取れるようになるでしょう。
公式サイトスタディサプリENGLISH（新日常英会話コース）
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また、新日常英会話コース以外に、TOEIC対策コース、ビジネス英語コースもあります。
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こちらの方が興味をある方は、ぜひ試してみると良いです。
英語リスニング上達の5つのコツ まとめ
- 読んで理解できる英文であるか？→読めないならまず読解力を鍛える
- 英語特有の音変化を理解する
- 英語の基本的な発音を理解する
- スピードについていけるようにする
- たくさんディクテーション学習をする
今回は「英語リスニング上達の5つのコツ」についてまとめてみました。
リスニング力向上の手助けとなれば良いと思います。
