気合を入れてみたのは良いものの、実際どのくらい勉強すれば良いのでしょうか?
標準的な学習時間が無いと、日々の学習計画を立てる事ができません。
がむしゃらに突き進んでいても不安しかありませんので、まずはスコアアップの為の標準的な学習時間を知りましょう。
いろんな所が目安時間を発表していますので、今回は参考になる必要学習時間データをまとめます。
目次
フィリピン留学学校の設立者「はるじぇー氏」の提示する学習時間
フィリピン留学の学校を設立し、多くの留学生の指導経験もある「はるじぇー氏」の書くTOEIC LR試験の点数を上げるために必要な勉強時間という記事は、一つの目安として参考になります。
数字を整理すると、下記のようなテーブルになります。
交わる点が必要な学習時間になります。
この表からスコア別の100点アップに必要な学習時間を抜き出すと、下記の通りとなります。
スコア別 100点アップに必要な学習時間(はるじぇー氏)
- 200→300点は「300時間-400時間」
- 300→400点は「300時間-400時間」
- 400→500点は「250時間-300時間」
- 500→600は「250時間-300時間」
- 600→700は「250時間-300時間」
- 700→800は「500時間-600時間」
- 800→900は「500時間-600時間」
また、TOEIC700点台からは同じ100点あげるにしても必要な勉強時間は増えています。
これは、自分の肌感ともあっておりまして、高得点になっていくとスコアは上がりにくくなります。
上記は自分のTOEICスコア推移のグラフですが、やはり後半は伸び悩んでいます。
「同じだけ勉強してても、最初の頃と同じようには伸びないな」とは感じていました。
TOEIC有名講師「TEX加藤氏」の場合
私の指導経験では、毎日3時間勉強すると、3カ月間で約100点スコアがアップするという結果がでました。つまり、200~300時間勉強で100点もアップすることができるのです
TOEIC専門講師として活躍しているTEX加藤氏の記事によると、200-300時間で100点アップとの事です。
はるじぇー氏の表と照らし合わせてみても、大きくずれてはいませんね。
三枝幸夫の論文の場合
武蔵野英米文学の三枝幸夫という人が論文にまとめたデータがあるので、そちらも紹介します。
三枝幸夫氏の論文(Prediction of English proficiency progress. 1985=Saegusa 1985)のデータより引用。
縦軸(左側)が現在スコア、横軸(上側)が目標スコアです。交わる部分が必要な学習時間になります。こちらもはるじぇー氏と同様、リスト化してまとめます。
スコア別 100点アップに必要な学習時間(三枝幸夫氏)
- 200→300点は「100時間」
- 300→400点は「150時間」
- 400→500点は「200時間」
- 500→600は「250時間」
- 600→700は「300時間」
- 700→800は「350時間」
- 800→900は「400時間」
三枝氏のデータによると、同じ100点アップするのに必要な学習時間は100点刻みに50時間ずつ増えています。
ここから、はるじぇー氏と同様に、スコアが高くなると同じ100点アップするにも多くの学習時間が必要であるという事が読み取れますね。
全体的には、はるじぇー氏の表よりも学習時間は少なめには見えます。
ただ、それでもなおスコアアップには多くの学習時間が必要であることは共通しています。
目安となる学習時間の活用方法
例えば三枝幸夫氏のデータによると、現在500点で600点を取りたい場合は「250時間」の学習時間が必要です。
1年後のTOEICでこの目標スコア600点を達成したいという場合、1日あたりどのくらい勉強すれば良いでしょうか?
上記のように、目標達成したい期日と必要学習時間がわかれば、1日に必要な学習時間の目安が算出できます。
平日が忙しい人は「平日5日分の学習時間を減らす替わりに土日の学習時間を増やす」というような工夫をし、週間での学習時間をキープするようにすれば良いでしょう。
さいごに
計画を立てたらあとはひたすら実行です。
目標スコアを達成するために日々のTOEIC学習を頑張っていきましょう。
実際に使ってみましたが、これがよくできていて効率的にTOEICスコアをあげたい人には、とてもおすすめです。
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