グローバル化が進む中、英語力の重要性は日々増していますので、TOEICを勉強しようかなと思ったことがある方は多いのではないでしょうか?
しかし、具体的には高得点を取るとどのようなメリットがあるのでしょうか?
リアルにイメージできていない人もいるのではないでしょうか?
そこで今回は「高校時代は英語赤点。TOEIC初受験は480点。しかしそこから奮起して勉強し、TOEIC900点を取得」という私が「TOEICを勉強して高得点を取ることのメリットとデメリット」を分かりやすく解説したいと思います。
【Before】TOEIC480(L:260 R:220)
【After】TOEIC900(L:495 R:405)
目次
TOEICを勉強し、高得点を取得するメリット
ハロー効果で、英語以外の能力も高く見える。できるやつに見える
社会心理学の言葉で「ハロー効果」というものがあります。
これは、ある特定の能力の評価が高い時、他の能力も高く感じてしまうような現象のことです。
例えば、大企業や成功した起業家はビジネスの能力は高いですが、他の能力は高いとは限りません。
しかし、彼らが発言すると割と専門外のことでも心に響いたりします。
これが「ハロー効果」でして、ビジネス能力が高いということは、他の能力も高いだろうと認識してしまうことによりおこっています。
そして、この「ハロー効果は、TOEICハイスコアに対してもおこる」と私は感じています。
例えば、日本においてTOEIC900というのはかなり高い方です。英語のできない人からすると、めちゃくちゃ英語ができるやつという印象でしょう。
「TOEIC900はもってるけど、その他は普通」だったとしても、周りの人からすると「TOEIC900もあるんだから仕事もできだろう」とハロー効果で判断されたりします。
結果、それが昇進につながったり、モテにつながったりします。
つまり、TOEICで高得点を取得することは、英語以外へのプラスの効果も大きいというわけです。
TOEICハイスコアは、人生を好転させる錯覚資産にもなる
「人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている」という大ヒットした本(11万部を突破)がありますが、この本の中で錯覚資産という言葉が紹介されています。
錯覚資産というのは、個人のもつ一種の資産であり、このハロー効果を産み出すスキル・能力・肩書きと言えます。
「高いTOEICスコア」は、この錯覚資産になりえるものだと私は思います。
先ほども説明しましたが「英語力がある」ということで、人々は「こいつはすげーやつだ」と錯覚して、人生が好転していくという訳です。
実際に起業してビジネスで成功したり、権威のあるポジションに着くのはとても大変です。
これらと比べると、TOEIC800や900というのはそれなりの時間をかけて努力すれば割と誰でも到達できます。
時間対効果(かけた時間に対する効果)を考えると、人生を好転させる手段としても「高いTOEICスコア」は優れているのではないかと私は思います。
就職・転職に役立つ
日本は少子高齢化も進み、今後の経済的発展はなかなか難しいと言われています。
GDPの成長率をみても、今後の成長はあまり期待できません。
ということで、多くの大企業では世界を見据えたビジネスを展開しています。
英語ができる人材への需要も年々高まってきています。
「TOEIC800や900」あれば、履歴書で足切りされることもほとんどないでしょう。
給与の高い外資系への転職も視野に入れられます。
良い待遇で就職・転職したい方には役立つと思います。
昇進に役立つ
大企業であれば、昇進するためにはTOEICで一定のスコアを取得しなければならなかったりします。
大企業ほど世界を相手にビジネスをしないといけなくなっていますから、当然の流れとも言えます。
早めにTOEICで高得点をとっておけば、この昇進の足切りなども気にしなくて良くなります。
TOEICはリストラ対策にもなる
大企業のリストラの話は、ちょくちょく聞きますよね?
「一家の大黒柱なのに、リストラされたらどうしよう。」
「リストラされたら、他で採用される自信もない」
と恐れている人もいるのではないでしょうか?
仕事で誰もが認める成果を出せば良い話なのかもしれませんが、それは運もありますし、なかなか難しいですよね?
そういう人は、TOEICを勉強してみるというのはどうでしょうか?
振り返って考えると、全く証拠はないが、社内で英語の成績優秀者に入っていなかったら、自分もリストラにあっていた気がする。当時そんなに重要な仕事に加わってもいなかったので、そうだったとして全然おかしくなかったと思う。それがたまたま数ヶ月前に公表され始めた英語成績優秀者に入ったことで、ぎりぎり助かったんではないかと思っている。
英語が役に立った話し。リストラを回避?!より引用。
上記記事にあるとおり、TOEICの勉強をしたことによりリストラ対象を逃れたという人もいます。
TOEICの勉強は、自分の部署、同僚、上司とは無関係です。
自分のペースでコツコツと勉強できますし、結果を全て自分でコントロールできます。
リストラを恐れる人は、1つの方法としてTOEICの勉強をするというのを考えてみるのはどうでしょうか?
TOEICのデメリット
まとまった時間を投資する必要がある
現時点での英語力にもよりますが、TOEICで高得点を取得するにはある程度まとまった時間を投資する必要があります。
スコア別 100点アップに必要な学習時間
- 200→300点は「300時間-400時間」
- 300→400点は「300時間-400時間」
- 400→500点は「250時間-300時間」
- 500→600は「250時間-300時間」
- 600→700は「250時間-300時間」
- 700→800は「500時間-600時間」
- 800→900は「500時間-600時間」
上記のテーブルを、先ほど算出した下記の1日2時間を継続した時の合計学習時間のテーブルと照らし合わせてみましょう。
- 1ヶ月(30日):60時間
- 2ヶ月(60日):120時間
- 3ヶ月(90日):180時間
- 4ヶ月(120日):240時間
- 5ヶ月(150日):300時間
- 6ヶ月(180日):360時間
- 7ヶ月(210日):420時間
- 8ヶ月(240日):480時間
- 9ヶ月(270日):540時間
- 10ヶ月(300日):600時間
- 11ヶ月(330日):660時間
- 12ヶ月(360日):720時間
-
1日2時間の英語の勉強でTOEICスコアはどのくらい上がるか?
詳しくは上記の記事で解説しましたが、ざっくりこの表の時間がかかります。
「起業して成功する」「仕事で成果を上げる」ということと比べると、難易度は低いでしょうし、適切な方法で時間さえ投資できれば成功の確度も高いと私は思っています。
とはいえ、時間は有限。
1日24時間というのは人類みな平等ですから、英語にまとまった時間を費やすという判断をすれば何かを捨てなければならない訳です。
これは、TOEICを勉強するデメリットと言えるでしょう。
TOEICでは、ビジネス・日常生活関連の英語力しかつかない
TOEICで扱うのは、ビジネス関連と日常生活関連の英語だけです。
日常生活やビジネスは、多くの社会人や学生にとって少なからず関わりのある分野であり、勉強する意味はあります。
しかし、それ以外の分野を集中的に勉強したい人にとっては役に立ちません。
例えば、医療系の英語を勉強したいという人の場合は、TOEICは全く役に立ちません。
TOEICで高得点を取得するメリット・デメリット【まとめ】
メリット
- 錯覚資産・ハロー効果で、英語以外の能力も高く見える。できるやつに見える
- 良い待遇での就職・転職に役立つ
- 昇進時にTOEICスコアが求められる場合でも、慌てなくて済む
- リストラ対策になる
デメリット
- まとまった時間を投資する必要がある
- ビジネス・日常生活関連の英語力しかつかない
まとめると、上記の通りです。
これからTOEICの勉強を始めるという人は、「スタディサプリTOEIC」というアプリを使ってみることをおすすめします。
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