TOEICスコア700点台というのは、英語学習者としても中上級レベル。世間ではいわゆる英語が出来る方の人というイメージもあります。
TOEIC730点からは、TOEICの発表する「proficiency scale」でもBレベルに入りますし、このあたりを目標も勉強をしている人も多いでしょう。
私は、勉強の結果、TOEIC590から755点を約1年で達成する事ができました。
【Before】2006年3月26日:TOEIC590(L305:R285)
【After】2007年3月25日:TOEIC755(L385:R370)
今回の記事では、実際に行った勉強方法を書きます。
その替わりといってはなんですが「今だったらこうする、というのを書いたTOEIC勉強法記事」を、下記リンク先に書きました。よければ読んでみてください。
参考TOEICのおすすめ勉強法【480 → 900達成者が語る】
TOEIC590から755を達成した勉強法
- TOEFL(CBT)対策の勉強
- DUO3.0での語彙力増強
- TOEICリーディング対策問題集を解く
- 新TOEICテストまるごと模試600問を解く
まとめると、基本的に行ったのは上記の4つです。詳細を下記します。
TOEFL(CBT)対策の勉強をする
2006年5月:TOEFL167
2006年9月:TOEFL200
2007年3月:TOEIC755
実は私は、TOEIC590点達成後、TOEFL(CBT)の勉強をしていました。時系列でみると上記のような感じでTOEFLの学習が間に挟まっています。
TOEFLを勉強していた理由は、海外の大学に認定留学したかったから。申し込みに一定以上のTOEFLスコアが必要だったので、こちらを勉強しておりました。
よって、この間はTOEICの勉強だけでなく、TOEFLの勉強もしておりました。というより、そちらがメインかもしれません。
TOEFL対策により英語力アップした結果、TOEICスコアも大幅に上昇したとも考えられます。純粋にTOEIC対策だけで伸びたスコアでは無いことはご注意下さい。
その間行っていたTOEFLの勉強法は、下記記事に書いています。宜しければあわせてご参考下さい。
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TOEFL(CBT)167から200を達成した勉強法【4ヶ月33点アップ】
TOEFL対策の後、TOEIC対策として勉強した事
とはいっても、TOEFL終了後はTOEICの学習もしました。2006年9月TOEFLの後、2007年3月のTOEIC受験まで、どんな感じで勉強したかを本記事では綴ります。
DUO3.0での語彙学習
TOEIC480から590を達成した時に使っていたDUO3.0をまだ使用していました。ただ、ちょっとやったら「もうそろそろ卒業でも良いかな」と感じたので、すぐに辞めました。
新TOEIC TESTリーディング問題集でリーディング対策
リーディング対策として、「新TOEIC TESTリーディング問題集」をやりました。
リーディング対策に力を入れた理由は、TOEFLの勉強で「いい気になっていた」からです。
TOEFLリーディング対策勉強法に書いた通り、私はTOEFLでリーディング対策を頑張った結果、凄くリーディングのスコアがアップしました。
これに気を良くし「TOEICでもリーディングは勉強したらスコアぐいぐい伸びるんじゃね?」と考え、リーディングに力を入れる事にしました。勉強する時に注意していたのは、下記の3点です。
- 1回目は時間を測って解く事(2回目、3回目は測る必要なし)
- 全部の文章を理解する事。分からない単語は辞書で調べて、覚えようとする事
- 2回目、3回目の勉強の際は、音読する事
問題集は1回解いたら終わりではなく、2回3回と繰り返し解きました。わからない単語や熟語があれば、辞書で引いて、覚えるよう努力しました。
2回目、3回目は、問題を解くよりも「音読」に注力していました。音読する事により、英語を自分のものにしようとしていました。
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シャドーイングとは?音読とは?効果と概要
新TOEICテスト まるごと模試600問を解く
新TOEIC TESTリーディング問題集の学習終了後、 「新TOEICテスト まるごと模試600問」に取り組みました。気をつけていたのは、下記2点です。
- 1回目は時間を測って解く
- 2回目以降は、問題集として利用
1回目は、TOEICの時間配分の練習として使用しました。
2回目以降は、問題集のように使用しました。分からない単語があれば辞書で調べたり、文法問題を勉強したりしました。
結果:TOEIC590からTOEIC755を約1年で達成
【Before】2006年3月26日:TOEIC590(L305:R285)
【After】2007年3月25日:TOEIC755(L385:R370)
約1年で165点のスコアアップをする事ができました。
TOEIC590から755を達成した勉強法【まとめ】
勉強法
- TOEFL(CBT)対策
- DUO3.0での語彙力増強
- TOEICリーディング対策問題集を解く
- 新TOEICテストまるごと模試600問を解く
利用した教材
- TOEFL(CBT)対策教材
- DUO3.0
- TOEICリーディング対策問題集
- 新TOEICテストまるごと模試600問
考察(思った事)
TOEFL学習のスコアアップへの貢献度が大きい気がする
TOEFL対策でかなり英語能力が底上げされたのは、否定出来ない所です。
自分の中の感覚としては、「TOEIC対策」よりも「TOEFL対策」の方がスコアの伸びに繋がっているような気がしています。
というか、TOEFL対策した効果がほとんどのような気がします。
試験は違えといえども、どちらも英語力を計測するテストです。
基本的な英語力が伸びれば、おのずとTOEICのスコアもアップするという事が証明されましたね。
ちなみに、純粋にTOEICに特化して学んで700点台を達成した事例としては、下記のインタビュー記事で登場する私の友人がいます。
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TOEIC200点台からTOEIC765を3年で取得した友人に勉強法を聞いた
興味がある方は、あわせて読んでみてください。
時間を測りながら問題集を解いたのはよかった。時間配分が学べた
問題集1回目の学習の際に、時間を測るようにしたのは良かったと思います。
TOEICテストにおいて、やはり時間配分というのは重要になります。
それを日頃から意識して学んでいたのは、評価出来ると思います。
スコアにも少しは反映されていると思います。
音読で、1回解いた問題集に出てきた英語表現を定着させたのはよかった
問題集での2回目、3回目の学習を、音読メインで行った事も正しかったと考えています。
声を出して学習する事で、英語表現や新しい単語を自然と覚えていけたと思います。
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シャドーイングとは?音読とは?効果と概要
問題集の選択
「新TOEIC TESTリーディング問題集」「新TOEICテスト まるごと模試600問」を利用しました。
しかし、紙の問題集を今選ぶとしたら「TOEIC公式問題集」と「TOEIC特急シリーズ」を利用すると思います。
公式問題集はやはり公式という事で信頼性が高いです。
特急シリーズは、TOEIC満点講師達(本によって著者は違う)が製作しているので非常によく研究されています。解法・テクニックに関する説明も素晴らしいです。
コンパクトサイズで持ち運びもラクラクで、スキマ時間の学習に適しています。
上記に貼ったリンクの本以外にも、たくさんシリーズが出ています。
自分の伸ばしたい能力に合いそうなものをチョイスすると良いです。
あと、TOEICの問題傾向に合わせて新シリーズも発売されていきますので、新し目で評判の良いものを使っていくようにすると良いかなと思います。