機械系の大学生のみなさん、こんにちは。
機械系学科卒で、現在メーカーで技術者をしておりますよこちゃんです。
さて、このページを読んでいるということは、きっとみなさん機械系専攻だけど、TOEICを勉強した方がよいかどうか?を、迷っているのでは無いでしょうか。
自分自身、同じ立場だったので気持ちはよく分かります。
先に言いますが「気づいたならTOEICは勉強しておいた方が良い」です。
学生が終わり、現在メーカー技術者として働く観点から見てそう思います。
では、なぜ忙しい工学部の機械系の学生がTOEICを勉強しておいた方が良いのか。
今回はこちらについて書きたいと思います。
目次
メーカー技術職は意外と英語を使う機会が多い
工学部の機械系(電気も含んで、機電系とまとめても良いかもしれませんが)の学生の多くは、いわゆるメーカーに就職することが多いと思います。
パナソニック、SONY、三菱電機、日立製作所など一般人に名の知れた会社はもちろんのこと、ファナック、森精機、安川電機などの工作機械メーカーなど、一流ながらも一般人はよく知らないメーカーにいく人も多いでしょう。
こういういわゆるメーカーに技術職として自分が入ってから思ったのが「意外と英語使う場面多いな」という事です。
中国をはじめとした海外工場とやりとりを行う機会も多いですし、図面を英語で書く事もあります。電話はあまりしませんが、英語でのメールはよく書きます。
営業では無いので、基本的に相手側のエンジニアとのやりとり中心になります。
よって、求められる英語力はそれほど高くは無いのですが、英語ができる、もしくは嫌悪感が無いと英語が絡む業務も負担なく進められて、技術の方に目を向ける余裕も出てきます。
だって、嫌じゃないですか?「英語のできる同僚がさくっと一本メール書いて送信。本業に集中!」とやっているのを横目に、自分だけ英文メールに頭を抱えて本業が全然進まないなんて。
TOEICは日常とビジネスシーンを想定したよくできた英語試験です。機械工学など、機械系を専攻する学生のみなさんは、将来的にメーカーに入りたいと思う方が多いでしょうから、先回りしてTOEICを勉強しておくと良いです。
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仕事で英語で中国人とコミュニケーションする時に注意している事
就職活動で有利になる
機械・電気系の学生でも、履歴書や就職活動の中でTOEICスコアを聞かれる事は多いです。
理系の場合、研究内容や成績が見られる事も多々ありますが、TOEICスコアも見られている要素の1つとは言えます。
今後、日本市場は縮小し、どうしても海外に目を向けていかなければなりません。
生産地も中国、ベトナム、フィリピンなど海外工場との連携は避けられません。
大量の学生を見ないといけない以上、企業側に英語面接などをする余裕は無いので、足切りやベース英語力を測る手段として、TOEICスコアを要求しています。
一定以上のTOEICスコアがあることで、グローバル化がますます進んだ後でも活躍できる将来有望な学生だと印象付けることができ、就職活動も有利に進めることができます。
「成績優秀だけど、英語力がこっちの候補者より劣るからどうしようかなあ」
こんな風に思われないためにも、TOEICスコアは保有しておきましょう。
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大学生のうちに英語(TOEIC)を勉強して人生を変えた男の話
実際に、私の友人は上記記事の通りTOEICを勉強していたおかげで就職に成功し、人生をいい感じに進めています。
院試で外国語科目が免除
大学院まで進んだ方が、メーカー内で研究・設計などの職種につきやすいです。
企業によっては、学部卒は生産技術までで、院卒でないと研究・設計の道が無い場合も多々あります。
よって、機械系の学生の多くは、大学院への進学も視野に入れていると思います。
事実、自分の友人の多く(半分以上)が大学院へ進学しました。
大学院に入るためには大学院試験(院試)をパスする必要があるのですが、一定以上のTOEICスコア(例えばTOEIC730以上)を持っている場合、外国語の試験が免除になる大学があります。
自分の行きたい大学の大学院がどうなっているか調べてみましょう。もし、そういう制度があり大学院を目指しているのであれば、時間のある学部生のうちにTOEIC学習と受験をはじめた方が良いです。
TOEICなら何度でも挑戦できる
基礎的な英語力をつけつつ、何回もTOEICを受験すれば1回くらい基準スコアは超えます。
一定以上のスコア保有で院試の英語科目が満点になるという制度の大学の場合、非常に有利に院試を進めることができるようになります。
何も、一発勝負の院試だけにかける必要は無いのです。
使える制度やルールはうまくつかい、勝負の土台をずらすのが頭の良い学生のする事です。
なにも馬鹿正直に正面突破する必要はありません。
ルールきっちり把握し、上手く使って院試という勝負に勝ちにいきましょう。
将来の出世や昇進に繋がる
自分の機械系専攻の友人の中でも英語力の高い人の多くはすでに【海外駐在】【海外赴任】を経験しています。
話を聞くだけでもすごく面白い経験をしているなーと思いますし、出世や昇進にも大きくプラスに働いている事でしょう。
駐在対象に選ばれる可能性をあげる意味でも、英語力を高めておくのは良いです。
まあ、駐在とかしたくないという人もいるでしょうが、そういう場合でも断ればよいだけですので、選択肢を増やしておくと言う意味で勉強しておくと良いです。
TOEICのスコアアップには数百時間から数千時間の学習時間が必要です。
忙しい社会人になってからこの時間を確保するのは大変なので、やはり大学生のうちにやっておくと良いですね。
将来の人材価値に繋がる
日本人は仕事に勤勉ですし、その道一筋でやってきた中小企業おっちゃん機械エンジニアの設計力はかなり高かったりします。
学生時代の成績が悪かったり、高学歴と言われる大学に行っていなかったとしても、その道の能力は非常に高かったりします。
この人たちと同じ土俵で戦うのは、正直なところなかなか大変な戦いになります。
そこで、英語力を加えるというアイデアです。
グローバル社会が進んでいるので企業は英語力を持っているエンジニアが欲しいのですが、このようなおっちゃんたちは職人気質だからか、なぜか英語を学ぼうという人をあまり見かけません。
結果、英語はからっきしという人も多いです。
人材価値を高めるために英語を勉強すると、差別化されこの人たちとは別軸の評価も入ることになるので、とてもおすすめできます。
日本で英語力を測る指標としてポピュラーなのがTOEICですので、まずはTOEICを勉強すると良いでしょう。
TOEICを勉強する時間がある
実験や授業が忙しい事は分かります。
しかし、社会人になってみないとわからないかも知れませんが、やはり長期休暇も含めまだまだ学生の自由時間は多いです。
「1限目の次が3限目で授業の間が空いている」など、うまくやりくりすればまだまだTOEIC学習に使える時間を捻出できます。
【TOEIC LR試験 100点を上げる勉強時間の目安】 200点から300点 ⇒ 300〜400時間 ※本当のゼロから開始する場合、さらに時間がかかります。 300点から400点 ⇒ 300〜400時間 ※345点以下の方はさらに時間がかかる可能性有り。 400点から500点 ⇒ 250〜300時間 500点から600点 ⇒ 250〜300時間 600点から700点 ⇒ 250〜300時間 700点から800点 ⇒ 500〜600時間 800点から900点 ⇒ 500〜600時間
上記の表は、フィリピン留学の学校を設立し、多くの留学生の指導経験もある「はるじぇー氏」の書く記事からの引用で、TOEICでのスコアアップにどのくらいの時間がかかるかを表しています。
私自身、TOEIC480→900まで勉強しましたが、肌感として外れてないです。
例えば、TOEIC400→500にするには、250-300時間の勉強時間が必要となります。
400→700だと750時間-900時間は必要な計算になります。
上記表からわかるように、TOEICのスコアアップには多くの時間が必要となります。
比較的まだ時間を捻出しやすい学生のうちにTOEICをやっておく事は、今後のキャリアにとって非常に有利です。
家庭を持った良い年こいたおっさんになってから英語が必要になって、この時間を捻出するのは非常にきついです。
仕事も忙しくなっているのに加え、家庭の事も考えないといけない。
そんな状況でTOEIC学習が足されるなんて悲惨です。
あとで後悔しないよう、どうせやるなら今のうちに始めるべきです。
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【スコア別】TOEIC100点アップに必要な学習時間の目安
TOEICのおすすめの勉強法は?
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TOEICのおすすめ勉強法【480 → 900達成者が語る】
TOEIC対策のおすすめのアプリは?
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しかも、理屈で理解させる授業なので、丸暗記に頼りません。
正直めちゃくちゃわかりやすいので、メキメキ力がつきます。
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↑演習問題を解いた後、その問題の解説があります。これで、モヤモヤしてた部分の理解も一気に進みます。
↑Youtubeに講義動画の一部があがってましたのでシェアします。
↑パート1の問題。他パートも似たような雰囲気。問題は豊富にあります。
私は英語リスニング無料学習館やディクトレというサービスを運営しており、英語教材やサービスには詳しい方だと思います。
そんな私がみても、この「スタディーサプリENGLISHのTOEIC対策コース」は良くできていて、TOEICスコアを効率的に無駄なく伸ばしたいという人に、ぜひ使って欲しいアプリです。
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↑私のレビュー記事です。詳しい内容が知りたい方はよければ上記もご覧ください。
機械系の大学生こそTOEICを勉強すべき理由 まとめ
- 将来、メーカーに技術者として入ってから意外と英語を使う機会が多い
- 就職活動で有利になる
- 院試で有利になる
- 学生は社会人と比較して時間がある
ざっくりまとめると上記の通りですね。
このページを読んでくれている機械系の後輩諸君はきっと優秀だと思うので、ぜひTOEIC学習"も"頑張って欲しいと思います。("も"には、研究とか授業もモチロン大事だよ!という意味が込められています)