「理系だけど、英語って苦手。」
「ぶっちゃけ、本当に必要なのかな?」
こんな事、思っているのではないでしょうか。
英語といえば文系科目ですので、理系には関係ないんじゃ無いかな?と考えるのも、無理はないですよね。
では、理系には本当に英語は必要では無いのでしょうか?
理系学部出身(工学部機械系)で、現在も技術者として働いている私の経験としては「英語は必要だな」と感じています。
実際の所、大学在学中にも英語は使用していました。社会人になり、技術者になってからも使っています。
むしろ、下手な文系より使ってるんじゃないかと思ってます笑。
では、実際にどういう場面で使ってきたかなど、書いていきたいと思います。
目次
論文を読むのに必要
文系大学生がゼミに所属するのに対し、理系大学生は研究室に属することになります。
ここでは、大学院生のサポートをはじめ、何らかの研究に携わっていくことになると思うのですが、先行する研究の知識はいれておく必要が出てきます。
そんなとき、論文を読むことになると思うのですが、この論文が英語で書かれています。
科学は世界のどこにいても共通ですので、基本的に共通言語である英語で書かれることになるのですね。ということで、辞書片手にひたすら論文を読む、ということになります。
あと、研究発表を英語でやることもありますね。この際は、スピーキングスキルも必要になることでしょう。国際学会などに行く場合は、言わずもがなですね。
人気企業への就職活動には必要
こちらは文系学生も同じですが、基本的に履歴書にTOEICスコアを書くことになると思います。他に突出するスキルなどがあれば別ですが、基本的には英語ができないよりはできる方が有利です。
ここで見られるのはTOEICスコアですね。
仕事でも英語は必要
グローバル化が進む世の中です。大企業に行けば行くほど、英語を使う機会が増えます。例えば自分の場合は製造業なので基本的に部品や材料の仕入先、工場なんかが海外になります。まだまだ中国との取引も多いです。
この際、中国語など現地語でやり取りすることは基本的になくて、基本的にどんな国とやりとりするにしても、英語を使うんですよね。ベトナムでも、フィリピンでも、タイでも、中国でも、基本英語を使ってコミュニケーションをします。私の場合、電話をすることはあまりないですが、英語のメールを出したりすることは多々あります。
非ネイティブ同士は完璧な英語でなくてもOK
エンジニア同士で、なおかつ基本的に非ネイティブスピーカー同士ですので、きれいなビジネス文書になっている必要はあまりありません。わかりやすく、必要なことが伝わる英語表現ができていればOKというレベルです。非ネイティブ同士の場合、スラングや難しい単語を使うと、逆に相手が意味を理解できず困るということもあります。このレベルで業務には十分です。
文系は必要ない場合も
文系の場合、海外営業でもない限り、英語を使う機会というのはあまりないのでは無いでしょうか。日本人相手に日本企業で作ったものやサービスを売っているのに、英語を使う理由は無いですからね。
もちろん理系だったら全員使うのかと言われると、そういう訳ではないですが、海外担当として雇われた訳ではないけれども仕事上の都合で英語を使うことになってしまうというパターンがあることは意識しておくと良いでしょう。
昇進・昇格に必要
大企業では、TOEICスコアを昇進の条件につけているようなところもあります。グローバル化が進む中、企業的には英語に抵抗感のない人に偉くなって欲しいでしょうからね。こういった場合、昇進したい場合は理系だからといって英語から逃げることは難しく、どこかのタイミングで英語を勉強する必要がでてきます。今が人生で一番若いタイミングです。先にはじめておくのも良いと思います。
その他、英語がある程度できて得をしたこと
- 仕事で海外展示会に参加させて貰い、経験をつめた
- 英語を使う業務が苦痛でなくなる。他の英語ができない人より、仕事が早く終わる。
- 英語ができる事で優秀に見られる
- 情報収集をする際、英語圏も気軽に検索できる
- 外国人の友達が増えた
- 海外旅行で困らなくなった。さくっと海外旅行に行くようになった
他にも色々ありそうですが、今の所思いつくのはこのくらいでしょうか。
最後に
自分はTOEIC900ありますが、時間と得られる成果のコスパを天秤にかけると、多くの人はここまでのレベルは必要無いのかなとも思ったりはします。もちろん、TOEIC900も実際のところは大したことはなく、ネイティブスピーカーにスラング混じりの弾丸トークをされたらよくわからんという感じです。ただ、ここから上を目指すには多大な努力が必要になり、かけた時間に対する成果がそこまで大きくないと思います。
自分の中の勝手なイメージとしては「TOEIC600は最低限欲しい」「TOEIC700台あるとまあまあ楽」「TOEIC800台だと十分」という雰囲気かなと思っています。最近はスタディサプリTOEICのような効率的にTOEICスコアをアップする教材も揃ってきているので、ぜひ学生のうちにこのあたりのレベルまでは目指して欲しいと思いますね。
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結論。英語は必要(あったほうが良い)
今後、若い世代は進化した学習ツールと時間に幅を聞かせてサクッと英語力をつけてくると思われ、英語は付加価値ではなく、できて当たり前の時代がくると思います。これからの時代、ドメスティックに生きていくことを決めている人以外は、英語を避けて通るというのはなかなか難しいのでは無いかなと思います。
特に、理系の専門知識というのは基本的に全世界共通なので、一般人レベルでいうと文系よりも英語力が必要なのではと思ったりもします。ということで、結論。理系でも英語は必要(あった方が良い)です。