「英文法が苦手なんだけど、どれで学習したら良いかな?」と友人に聞かれた時に、おすすめしている書籍の1つです。本記事では「中学3年間の英語を10時間で復習する本」をレビューします。
目次
中学3年間の英語を10時間で復習する本とは?
名前のまんまのコンセプトで書かれた本。中学英語の文法の基礎を、下記リストのように「動詞」「時制」「助動詞(命令文)」等、10の単元に分けて、それぞれ1時間で学べるように構成されています。
- 動詞
- 時制
- 助動詞、命令文
- 名詞、代名詞
- 形容詞、副詞
- 比較、感嘆文
- 受動態、疑問詞
- 不定詞、動名詞
- 現在完了、付加疑問文、間接疑問文
- 関係代名詞、分詞
1時間x10項目で、合計10時間で中学文法の復習完了という設計です。
中学3年間の英語を10時間で復習する本の評価
英文法を1から学び直したい方には、非常におすすめです。
マンツーマンの講義会話形式で進んでいきます。「英文法が大の苦手」というような、昔の私みたいな人でも「すっと」入って行ける様に工夫されています。
辞書的に分からないところを調べて使うというよりは「前から順番にレッスンをこなしていく」という使い方がおすすめです。中学英文法を全部忘れていても、順番にこなしていく事で1つずつ学び直すことができます。10時間分を終えると、必須中学英文法を一通り理解できている状態になります。
文法書といえば「Forest(全655ページ)」や「1億人の英文法(全682ページ)」をイメージする方も多いですが、こういった重厚長大な文法書は、中学英語から英文法をやり直そうという人には不向きというのが私の個人的見解です。一周終える前に、途中で挫折すると思います。もし、かつての英文法嫌いな私が取り組んだとしたら、すぐに諦めて「くそ、今回もダメだったか」となることが容易に想像できます。
まずは重要ポイントだけ抑えて1周終えることの方が重要です。この「中学3年間の英語を10時間で復習する本」は全部で240ページと、シンプルにまとまっています。もちろん網羅性は1億人の英文法(全682ページ)などと比べると劣りますが、まずはこの本で重要点に絞って、中学基礎文法を学びなおすのが良いでしょう。
細かなところですが、カラフルで見やすい点も評価できます。新聞を想像してもらうとわかりますが、白黒はやはり見にくいですし、どこが重要なのかわかりにくいですからね。「これから英語をやり直しを頑張ろう!」と思っている人の事を考えた、ナイス設計だと思います。
ちなみに、CDが付属していますが特に使用する必要はないです。英文法を学ぶ訳ですしね。個人的にはCDを無くして価格を下げて欲しいですが、まあそこはしょうがないですね。
どんな人におすすめか?
- 中学英文法からやり直したい
- 文法が何も分からない
- 文法に強い苦手意識がある
- まずは重要点に絞って必要最小限の所から勉強したい
上記に当てはまる、かつての私のような「中学英文法からやり直す必要のある、英文法初心者」には非常におすすめできます。
中学3年間の英語を10時間以外のおすすめの本は?
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中学英語の文法を基礎からやり直すおすすめ本まとめ
上記の記事にまとめましたので、よろしければあわせてご覧ください。ただ、上記の記事で紹介した本の中でも「ゼロから中学英文法を学び直し」という人には、この本はお勧めできる1冊です。